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そこは本当に不思議な場所で、歩きにくいし危険だし、快適とはとても言いにくい場所だった。
通路が本当に狭くて、すれ違う時には体を横向けて、どちらかが止まっていなければならなかった。
彼女は「忍耐力を試しているとしか思えない」と不満ぎみで、なかなか笑顔が見られない。
製作者はどうしてこんな場所を作ったのだろうか？
何時間か遊んでいると、何度も同じ人とすれ違うことに気がついた。
すれ違う時には少なからず相手のことを意識するわけで、覚えやすいのかもしれない。
体を動かす必要がある場所なので、子供や若い人が多い。
きれいな女性と体が軽く触れながらすれ違うのは少しドキドキする。
同時にいろんな人がこの人のお尻に軽く触れるのかと思うと少し気味が悪い。
広い場所で、先ほどすれ違った人に会うと、「あ、先ほどはどうも。」という、無言の挨拶が交わされる。
相手がカップルの場合は反応が薄いが、女性数人の場合は今にも声がかかりそうだった。
しかし、こちらも彼女と一緒に来ているから、適当な挨拶で終える。
ここはナンパにも使えるかもしれない。
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