2009-04-14

http://anond.hatelabo.jp/20090414094852

ぎしゅくの増田です。

元増田さんの理解の仕方で、どうも同意できないところがあって、

原子炉で発生した水蒸気を」導入する装置が「高圧タービンと低圧タービンの間に設置されている」。原子炉で発生して、そのままこの装置に導入されたのかと思っていたらタービンが出てきて混乱して「設置されている」ってのが物理的な場所のことかと誤読しそうになる。

太字は当方注。この導入するという理解・補完が、どこで生じたのかが僕には理解できなくて、元増田の主張がイマイチ見えてきていない。

で、当方が新聞記事のままでokだと思ったのは、下記のような感じで脳内補完してるからだと思う。基本は新聞の原文ままで、一部の文節を入れ換えたり補強し、その部分は太字で示した。

データ改ざんがあった場所のは「湿分分離加熱器」と呼ばれる機器にある配管のデータであるこの機器・配管は、原子炉で発生した水蒸気を加熱するとともに湿り気を飛ばすための機器で、その機器が設置されている場所は高圧タービンと低圧タービンの間である。(に設置されている。)

この補完のポイントは、主語・述語の対応関係と、暗黙の代名詞関係クリアにしていくことだと、私は考えている。

私が思うに、文系の人や新聞記者の書く新聞記事には、「主語-述語(-修飾語), 明確な代名詞関係性のない文」、すなわち、よくも悪くも日本語らしい文が多いと思っている。一方で理系の人は、卒論論文を書いたりする際に、技術文書の書き方(基本的には、主語-述語関係が明瞭で、直訳で英訳しても問題ないような文と、文脈構成)をトレーニングされる。その違いが、理系文系違和感を生み出す原因だと私は思っている。

記事への反応 -
  • 一面の記事「原発配管データ改ざん」に、こうある。 改ざんがあったのは「湿分分離加熱器」と呼ばれる機器の配管のデータ。原子炉で発生した水蒸気を加熱するとともに湿り気を飛...

    • ぎしゅくの増田です。 元増田さんの理解の仕方で、どうも同意できないところがあって、 「原子炉で発生した水蒸気を」導入する装置が「高圧タービンと低圧タービンの間に設置され...

      • 昼休みなので完結に。ぎょうしゅく指摘の増田です。材料学科卒です。 なんか膜っぽい論文も書きました。でもよく覚えてないです。 元の朝日の記事に対してはOKなの? 改ざん...

      • コメント返しありがとうございます。 私の中で文章が固まらないので思いあまって消しちゃいました。ごめんなさい。 返答頂けたのに恐縮です。 一応元の文章を元に戻して張っておき...

    • 煽り抜きで権利の定義から始めないと話にならんだろうね。 権利を保障するものと、権利を侵しうるものと、 ちゃんと定義を固めないからカオスになる。

    • 俺やお前らみたいなシロートに通じやすくする書き方は「凝縮した水滴を再蒸発させる機器で」ってところじゃねえのか。 ぎ・・・ぎしゅく?原文よりもっとワカンネ。 どっちかっ...

      • よこです。 いや、元増田の書き方の方が中身がある程度分かる人にはわかりやすいと思うぞ。 しかし 「ぎょうしゅく」だからな! 「ぎしゅく」じゃないからな! 初めて見た、そんな...

        • ぎしゅくの増田です。 ですよね、「ぎょうしゅく」ですよね。 でも小学校で凝縮を習ったかというと覚えてないです。さすがに。 って、一応自分も電気系学科を出て、発電・送配電の...

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