2009-02-03

http://anond.hatelabo.jp/20090203134540

ある人と話をしていて、仕事の効率化としてパレートの法則が例にだされた。

(略)

結局その人は、無駄時間を極力カットしろって言いたいだけなのかもしれないけど。

そうそう。要は無駄を省こうってこと。

例えば、顧客の場合だったら「売上の8割は全顧客の2割が生み出している」から、顧客を優良な2割だけに減らしたら利益率はあがるっていうこと?(残り8割の顧客のためのコストカットできるから?)

実際、会社の取り扱ってる商品は増えているのに利益は増えていなくてどうしましょ(骨折り損のくたびれ儲け)ってときに、売れ筋商品死に筋商品(あるいは高利益商品と低利益商品)を分類して、投下する資源の量に優先順位つけて管理するのはよくある手法。ABC分析ってやつ。http://www.kcs-net.or.jp/bp/d/61.htm

こういう分析をするときに気をつけなくちゃいけないのは、「無駄」が何にとって無駄なのかと、本当に無駄なのかを確認すること。間違った目的を達成するためにいくら無駄を省いても意味が無いし、目的が正しい場合でも、一見無駄に見える本当は必要な作業を省いてしまったら目的は達成されない。

でもその2割の顧客のなかで、また「8割」と「2割」に別れるから、またその「8割」を捨てて「2割」だけにする・・・ってことをやっていくと、最後には顧客がいなくなっちゃう。

とっちらかった初期の状況ではパレートの法則が成り立つけど、その状況から無駄を省いて整理整頓した状況ではもはやパレートの法則は成り立たない。その後、時間が経過するにつれて、徐々に目指すべき目的が変わったり、目的達成には不要なものが散乱したりして、またパレートの法則が成り立つ状況に近づいていく。

  • 何も言ってないのと同じ 俺が正義ってだけ

    • ?? 「俺が正義」だなんて言ってないよ。ただ、パレートの法則とはなんぞやというのと、そのアイデアを使って作業を効率化するときの留意点を書いただけだ。 ところで、あなたは元...

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