http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200901270014a.nwc
調査では旅行不参加の理由として、20代と50代の両世代で時間的・経済的な制約が挙げられたが、20代は「何となくしなかった」が21%と上位に挙がった。また、旅行を自分から提案する20代は49%と50代より7ポイント低く、「若年層は旅行に対して積極性に欠けている」(栗田総括主任研究員)という。
そりゃまあ確かに、国土交通省という立場からしてみれば旅行しない人の増加はネガティブにとらえざるを得ないんだろうけどさ。
しかし所詮は趣味娯楽の分野なんだから、年寄り連中が「若いうちは旅行をするものだ」という価値観の醸成をサボってきた事を棚上げにして「最近の若者は…」的な分析をしてみせてもしゃーねーだろ。
こういう分析から生まれる施策ってのは大概うまくいかないんだよね。実施する側が「旅行しない若者」を、何か欠陥のある人間のように見ていて、それを若者は見抜いちゃうから。クルマしかり、酒しかり、新聞しかり。普及に失敗した施策ってのは、自分たちが若者から評価される側だという事をちっとも理解していない事が原因なのが殆ど。自分たちが若者よりも賢い教師だという勘違い。実際にそうだったとしても、そんな「匂い」をいかに消すかが肝要だってのに。