2009-01-22

昨日、彼と寝たの

無人島漂流した彼は、妻の告白を聞く。

「昨日、彼と寝たの」

どうしてかは、すぐにわかった。自分漂流しているのを助けるためだ。妻は、愛する自分の為に、船工に体を差し出したのだ。

「抱かれて、どうだった?」

「嫌で嫌でたまらなかったわ」

「俺と彼の、どちらの方が大きかった?」

貴方のよ」

「アイツはじゃあ、すごいテクニックの持ち主だったのか?」

「全然。とてもつまらないセックスだったわ」

「じゃあ、何度でもお前を抱くほどのすごい精力の持ち主だったとか?」

「全然」

「何度イった?」

「一度も」

「本当か?」

「ええ、本当よ」

「本当の本当に、本当か?」

「ええ」

夫は叫んだ。「俺はお前を許さない!」

「どうして『○○さん、ごめんなさい、私イッちゃう、イッちゃう』と言いながら絶頂を感じなかったんだ!

俺に悪いと思いながらヤツの唾液を飲み込み、精液を口の中に溜め込まれ、男の匂いに酔いながら女の本能をさらけ出さなかったんだ!

そしてどうして今、あいつは出てきて『ほらダンナ、お前の女はとっくに俺のモノになっちまったのさ!』とか言いながらお前を抱かないんだ!」

というわけで、悪いのは変態な夫だろう。

http://d.hatena.ne.jp/takerunba/20090116/p2

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