http://www.chugoku-np.co.jp/Otoko/otoko98/980416.html
鈍さの後天的な理由を探っていけば、男の育てられ方に行き着こう。小さいころから「お兄ちゃんだから我慢」「泣いちゃだめ」「負けるな」と、耐えることを教えられてきた。つまり感情や本音を抑えて、強くあることである。
競争に打ち勝つ強さを崇拝するのが、男社会の特徴だ。そこでは本音=弱さであり、それを見せるのはタブーである。これではうれしさ、悲しさ、苦しさの感情は凍結されてしまう。それをまさに地でいっているのが、受験競争や企業組織の中の男ではあるまいか。
ものすごくわかる。
恋愛における競争でも、弱さ=泣き叫んだり、慌てふためいたりしたら、負けだ。
弱さを見せた段階で、女性は寄り付かなくなる。
だから、男性は弱さを隠すほかない。
いつになったら、女性のように自由に感情を出すことができるのだろうか。
それとも、永遠に来ないままなのだろうか。