資料を整理していたら昔のレポートが出てきた。そこには、「イミフ、意味わからん、まちがい、嘘・・」などと書かれていた。一番印象的なのが、「観念論・現実を見ていない」だった。
そういえば、インターネットやテレビ、本から知識を得ることはあっても、日常生活から何も学んでいなかった。学校と家の往復。家では定期的にRSSや動画を見たり、ネトゲ、読書をしていた。外に出ることはあっても学校と近くのお店だけ。今も昔も現実から離れていたんだなと実感した。
理解できないものを無理やり理解しようとしていたのかもしれない。頭の中ではどんどん抽象化していってわかったつもりになる。いざ文章を書くと、何を指しているのかわからない。
でもわからないな。どうすればよかったんだろう。物理や数学、生態学はわからないと認めればよかったのか。わからないと指摘された場所を改善するように努めればよかったのか。でもどうやって?
ニュースや新聞じゃなくて、現実を見ている人ってどれだけいるんだろうか。現実の体験をもとに考えられる人はどれだけいる? いや、そもそも、座学と実験、家ではネットと読書しかしていなかったから現実を見る機会がなかっただけか。それだったら、どこに行けば現実が見れるんだ? そういえば、石油の価格が上がったといっても、車の免許すら持っていないから実感が沸かなかった。カップ麺の値段が上がったぐらいか。
もっと現実が知りたい。理解できる範囲で知りたい。ということで、身近な出来事から辿って行こう。何かいい方法ないかな。