2008-11-28

奥井師の授業

奥井師はもうお亡くなりになっている。

浪人時代、私はあなたから多大な影響を受けました。

英語講師であるあなたは、英語というフィルターを通して、

学生たちに様々なものを見せてくれました。

その当時の思い出は今でも一番輝いています。

進学した大学に匹敵するほど、私は駿台を愛しています。

先生大学に期待してはならないと仰っていましたね。

そう言われても、目の前で講義されている、大学でも講義されている先生の姿を見て、

期待せずにはいられなかった。

確かに、大学に入っても先生のような心に訴えかけるような授業は少なかったです。

それ程、先生の授業は魅力的だった。

あの当時のアカデミック駿台が本当に懐かしい。

心から言える、いい時代だった。

先生はいつかこんなことを仰っていましたね。

日本人外国語を一つ履修しないと、現在僕らが使っている日本語も正確に使いこなせないような、

そういう文化条件、そういう歴史条件の中で、今、生きているのであり、

今後百年はそのようにして生きていくであろうということを、あらためてもう一度、頭に入れておいてもらいたいのです。」

今日仕事中に先生のこの言葉を思い出しました。

今の時代に先生はどのような印象を持たれているのでしょうか。

夏の日の午後、あの学生で溢れ返った教室で、先生講義をもう一度受けてみたい。

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