さて、ハートマン軍曹は微笑みデブに銃殺されるわけだが、教師がもはや絶対神としての権威を振る舞えなくなっている以上、何か別の方法論が必要なのであろう。
権威を振る舞えなくなった結果、生徒からなめられる。足元を見られる。
教師がやりたい教育と、社会から求められている教育の不一致もあるかも知れない。
(どちらも間違っている可能性も大だ。)
むしろ、むしろ、教師はマジギレした方が良いのかも知れない。
手のつけられない生徒の親がヤクザだったでござる、というのは私の昔の友達の体験談だったが、「君の親はヤクザで、先生はおびえている。君にまともに教えることが出来ない」と、生徒本人に相談すべきだったかも知れない。教師は絶対に尊敬されるべき聖人君子のような存在を目指すのではなく、一人の人間として器の小ささを見せつけるべきかも知れない。むしろ、教師に求められるのは、相手を一人の生身の人間だと想像出来る想像力をつけさせることなのかも知れない。