2008-11-15

金曜日の夜は寂しい。

僕は金曜日が好きだ。

目覚ましをつけずに好きなだけ眠れることはとてもとても魅力的だし、週末、有り余る時間で何をしようか考えるとワクワクする。みんな同じく事を考えているのか、程よくリラックスした空気の中でする仕事も好きだ。楽しいし、何よりはかどる。

でも、夜。いつもより大目の残業をこなし、そろそろ帰宅しようかと言う頃から、段々と気持ちが沈み始める。会社を出て、駅まで歩き、電車に乗り、自宅に到着するまで、気持ちはひたすら沈んでいく。平日の時にはあんなに楽しかったゲームが、映画が、小説が、マンガが、アニメが、金曜日の夜には色褪せてしまう。

ふと、気になっているあの子は今頃何をしてるのだろうか、と考えると胸が痛くなる。

僕はその人の事を何も知らない。でもきっと、家に帰ると家族が迎えてくれて、暖かいご飯があって、今週もお疲れ様、なんて言いながら会社であった嫌な事だったり見ているテレビの事だったりを話したりして、他愛ない、でもかけがえのない時間を過ごしているのだと思う。

真っ暗で寒い部屋の中、ストーブの風だけが暖かくて、ただそれだけで僕は涙した。

ストーブの優しい風だけが、僕を迎えてくれている気がした。

僕は金曜日が好きだ。

でも、金曜日の夜はどうしようもなく寂しくなる、

誰かにそばにいて欲しいわけじゃない。居たらきっと、面映くて、申し訳なくて、きっと自分から離れていってしまうだろう。一人の居心地の良さを、何者でもない気楽さを、僕は知りすぎている。

でも、それでも憧憬を抱かずにはいられない。

僕にとって金曜日というのはそんな、相容れない感情がぶつかり合う不思議な日だ。

皆さん、どうか良い週末を。

今週も一週間お疲れ様でした。

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