「やってるうちに得意になれる」というのは「レベルの高い素人」でおしまいなんだよ。
そこから「辛い努力」を積み重ねても「二流のプロ」になれれば上出来、という世界が広がってるんだ。
料理だってそうでしょ。家族に喜ばれるレベルの料理を作るのはあなたぐらいの素質があればそれほど難しくないかも知れないけど(でも俺みたいな味音痴には自分でさえ満足できるレベルの料理を作るのは難しいんだぜ)、プロの料理人になるのはとても難しい。最高の料理人は最高の芸術家でなければならないからね。
勉強だって同じこと。「博士ワープア」って聞いたことあるでしょ。そういう人たちはつまり「料理のプロになろうと思ったけどファミレスのコックにぐらいしかなれなかった人」みたいなもんだよ。まして、博士に行こうと思っても行けない学生(東大生であろうとも)がいることを忘れちゃいけないよ。