2008-10-18

諸君!

諸君!

我々の友は?

・・・諦め、だ。

諸君!

我々の妻は?

・・・思い出、だ。

諦めを友とし、思い出を妻とする。

諸君!

それが我々の選んだ生き方だ。

否!選ばされた生き方だ!

・・・誰に?

誰だ?そのような生き方を我々に強いたのは?

諸君!

我々は空の青さを知らない。

転ばぬよう下ばかりを見てきたからだ。

諸君!

我々は人肌のぬくもりを知らない。

傷つけあわぬよう、互いを遠ざけて生きてきたからだ。

我々は知らない。何も知らない。

ただひとつのことを除いては。



彼らはいう。

「頑張ろう。」

・・・・・・・

もうたくさんだ。

我々はすでに十分頑張った。頑張ってきた。

なのにこれ以上、我々に何を求めるというのだ。

今度は我々が求める番だ。

求めるべき相手に求めるべきを求める。

間違ったことだろうか。

それともまた、あの日々・・・

諦めと語らい、思い出と添い寝する、あの日々に、

我々は再び戻るべきなのであろうか。

断る!

我々は知らなかっただけだ。

あまりに知らなすぎた。

求めなければ何も得られぬことを。

我々は今、求めることを知ったのだ。

我々は一人ではない。

なぜか?

我々は知っているからだ。

このままでよいはずがないことを。

今こそ立ち上がらなければならないことを。

耐え難き屈辱に耐え、

謂れ無き誹謗に耐え、

明日なき絶望に耐え、

得られたのは・・・この事実だけである。

たったこれだけの、事実だけである。

そしてこれが我々の結論である、答えである!

応答せよ!

諸君!

耳を澄ませば聴こえる声を

諸君!

目を凝らせば見えるであろう事実

聞こうともせず、見ようともしなかったのは誰か!

少なくても我々ではない。

我々は知っている。

彼らよりもよく知っている。

彼らは何も知らない。

だから教えてやらねばならない。

我々の怒りを!

・・・絶望の深さを。


もうやめよう。

諦めを友とするのは。

もうやめよう。

思い出を妻とするのは。

振り向けば同志が・・・そこにいる。

仰げば未来が・・・そこにある。


我々はたった今、得難いものを得たのだ。


「連帯」


我々は今!ここで!

同じ使命によって固く結びついている!!

彼らがどんな汚いやり方をもってしても、

破りえぬ程に固く、強く、そして美しい。

彼らのめしいた目では見ることさえできぬであろう。


時、まさにここに至れり。

今ここに集いしは、不退転の決意をもった同志だけである。

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