店で隣に5,6人のおばあちゃんが集団で座ってでっかい声で話してた。
どうやら絵画教室にみんな通っているらしい。
それぞれ、「XXさんはお上手で」「XXさんは繊細で」「XXがお得意で」と、延々褒めあってる。
年のころはミナサマ70は超えている。
この年齢で絵なんて習ってんだからオハイソなんだろう。
褒めあい談義が若干ウザイと思いつつコーヒー飲んでいたら、講師の話になった。
「教え方が下手なのよね。褒めないから」
「XX先生は若いからいいわよ」
「私はXX先生の方が良かったわぁ」
…
70以上である。
まあ、XX先生がおいくつでお若いのかは存じ上げないので、
有閑マダムってのはいくつ歳くっても同じ生物なんだなぁ、と思っていたら
「XX先生は石膏の書き方教えてくれないのよね」
「こう、肌が滑らかなのにね」
「あら、私もよ。でもGacktって綺麗じゃない?そうなっちゃうわよねー」
「うちなんて孫に”おばあちゃんGacktのファンだから、Gackt書いてるのよ!”って言ってるわぁー」
おばあちゃん=氷川きよし、って脳しかなかった俺には、ますます白熱するGackt話に、一瞬頭まっしろだったわ。
しかしどんな石膏胸像デッサンしたらGacktになっちまったのか、とても聞きたかった。
Gacktは大河ドラマの影響じゃね?