「これ、プレゼント」
「え、私に?」
「そう、開けてみて」
「あ……」
「この前じっと見てたからさ、欲しいのかと思って」
「じゃあ勿体無いから返品してくる」
急いで部屋を飛び出した。視界がぼやける。
「タグ取って無いからセーフだな、危なかったー」
ぼくはネックレスを乱暴にポケットへ押し込むと、靴も履かずに外へと向かった。
Permalink | 記事への反応(0) | 21:17
ツイートシェア