2008-09-21

外から日本を見ていると

いまヨーロッパの某国にいる。そこから日本ニュースを見てると呆れることが多い。今はなに、米で騒いでるそうだ。僕もちょっと調べてみて、なんだと思った。騒ぐほどのことじゃないし、農政の問題が結果的に暴露されちゃっただけじゃないか、と。いまやブログでも簡単に事態が理解できる。でも、マスコミの論調は例によってそうじゃない。古館みのもんたの顔が浮かんできた。あいつら、また正義の味方ヅラしてエラそうに言ってんだろう。あーあ。

外国にいるとよく分かるけど、日本って本当に情報鎖国をやっている。いまだに「依らしむべし、知らしむべからず」。外国語ができて他国の情報を比較できればいいんだろうが、日本人の大半は外国語ができないし、学校勉強して以後はアルファベットさわりもしない。日本語だけの言語空間がきれいに成立してしまってる。それにネットなんてこれだけ広まってもたいしたことないから、結局日本語マスメディア一人勝ち。こりゃ、あまりに為政者に都合がいいというか、なんというか、まるで北朝鮮と同じだ。米の話だってうわーっと騒ぐだけ騒いで叩くだけ叩いて、また別のネタに移って前のことは忘れて、の繰り返しになるんだろう。本当に大事なことは国民に知らされない。日本人って海を知らない蛙でしかないんじゃないだろうか。

でも、海を知らない蛙は必ずしも不幸ではない。知らぬが仏、むしろ知らないほうが幸せなのかもしれない。そう考えると、日本語は天然の城壁・防壁(障壁ではなく)であって、日本人利益や生活を守っている面が確かにある。だから、一概にどうとはいえない。

いえないけれど、それにしても。もうちょっとなんか他のやり方・あり方があるんじゃないのかよ。もうちょっと自分でものを考えるようにはならんのかね。

  • まるで北朝鮮と同じだ。 北朝鮮と違って、国家や為政者ではなくマスメディアが主体となって こういう状況を生み出しているわけだが

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