固定観念といえば、「男は仕事」「女は家事」というのは、実は明治以降に広まった近代化の産物なんだよな。
江戸時代以前は、武家や身分の高い公家などの奥方様はともかくとして、一般庶民の女は共働きが普通だったらしい。
たとえば、当時の庶民の大部分を占めていた農民たちは、もちろん家族総出で農作業をしていたし、都心部の庶民の女性たちもサービス業に従事していたし。
一方で、男はあんまり仕事をせず、育児に従事していたとか(笑)
江戸の街頭や店内で、はだかのキューピッドが、これまたはだかに近い父親の腕に抱かれているのを見かけるが、これはごくありふれた光景である。父親は……見るからになれた手つきでやさしく器用にあやしながら、あちこちを歩き回る。
逆に身分の高い奥方様の家には女中が居るから、そういう奥方様は自分で家事なんかしないしね。 子供も産むだけで後は乳母に任せるし。 現代日本人は求める家事レベルも異常に高い...