2008-09-18

http://anond.hatelabo.jp/20080916223537

元増田です。

ご助言、ありがとうございます。

職業柄、絵の中に織り込まれた「社会史」的な事柄を読み込むことはできまして、解説を頼りにですがその絵のコンテクストも、頭では理解できます。けれども、やはりわからないのは「(他の画家とどう(すばらしさが)違うのかという)差異」であり、またその「すばらしさ」そのものでありましょうか。

反対に、自分(と連れ)は、立体系(たとえば建築だったり、仏像だったり)を見るのに、絵画のような特に頭をひねくるようなこともなくはなくても、見てて楽しめます。

絵画の鑑賞眼は、お話を聞きますと後天的に習得できるようなものだそうですが、しかしその審美眼についてはそうではないのではないかと考えてしまいます。

たとえば、絵画以上に書(道)について、自分はほとんど理解不能で、その記号的なもの以上の何かを読み取ることはできません。

しかし、せっかくの「芸術」がそこらに存在している以上、それを味わえないより味わえたほうが楽しいはず。

けれども、それを後天的に取得しようと、「量をこなして勉強する」というのも自家撞着しているような気もする。

記事への反応 -
  • 先日、連れと、上野のフェルメールとデルフト派展みたいなものに行った。 特別展は平日だというのに、なかなかの混雑ぶりに驚いた。 中に入ると、OL風の二人が、絵の前で「この視線...

    • 増田です。 ご助言、ありがとうございます。 職業柄、絵の中に織り込まれた「社会史」的な事柄を読み込むことはできまして、解説を頼りにですがその絵のコンテクストも、頭では理...

    • 後天的なものだから安心してください。 絵を見ることにはほとんど才能は要求されないと思う。 たくさんみれば自然と身につくよ

    • 絵画の鑑賞って、方法論はすでに確立されているので、それを習ったか習わないかの違いだと思う。 小中学校でやってくれればいいのにね。 よく貸し出されている音声ガイドを聞くと、...

    • 美術を勉強すれば、見るべきポイントとか、その美術の背景がわかるから「うんうん」言いながら見れると思う。 けど、そういうことを気にせずに見たほうが楽しいし、作者もそう願っ...

    • http://anond.hatelabo.jp/20080916223537 一部の風景画はともかくとして、多くの絵には物語のようなものを感じ取れると思うので、それを妄想すればいい。 たとえば、人物の目や顔の向き加減で、...

    • そういう鑑賞態度は単なる知識自慢ゲームにしか見えんわ。 上流階級で周囲に色々アピールする必要があるなら重要かもしんないねえ。

    • 俺はうつ病のとき、病床につく人の絵を探しまくったことがあるけど、そういう絵の楽しみ方もありますよ。

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