友人が今、長期入院中である。
暇で暇でしょうがない友人に漫画蔵書から見繕って何種類か貸してきた。
数は結構読んできたつもりで、そのなかでも出来るだけメジャーで誰にでも楽しんでもらえるものを選んだつもりだ。
絵が嫌い。
その一言で一冊も手を付けられることなく帰ってきた。
もちろん漫画は絵が大きな要因になっているのはわかっている。
自分も絵が受け付けられなくて読めていない漫画はたくさんある。
でも読んでみたら意外と面白かったっていうことも数え切れないくらいあった。
むしろ自分がいつも読まない系統の本だからこそ面白い漫画が眠っていたんだと思う。
ねえ、暇で暇でしょうがなかったんじゃないのかな。
ねえ、その本は絵が嫌いっていうだけで暇つぶしにもならなかったのかな。
ねえ、絵で漫画を毛嫌いするなんてそんなの他の漫画を読んでもそれは物語を楽しんでいるんじゃないでしょう?
本当は漫画なんてそれほどのものじゃないのかもしれない。
本当は楽しんでもらえないだろうなって勧められなかった本が沢山あるんだ。
本当は一番のお勧めから読んで欲しかった。
自分が持っている本を貸す、っていうのは「私はこれを手元に置いておきたいくらい好きなので、
貴方にも楽しんでもらいたいな」っていう気持ちが少なくとも含まれていると思う。
もちろんそれが本当にその人も楽しめるかどうかはそれぞれだけど、読まずに返されたことが辛かった。
何だか「貴方は本当は私のことなにもわかっていないのね」って言われたみたいだった。
これって傲慢ですか?
読んでほしかったよ。
まあなんつっかわざわざ貸したんだから空気読めよ、って言ってしまいたかった話。
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