今年も夏が来た。学生諸君は読書感想文に四苦八苦する季節であろうと思われる。
さて、読書感想文を書くことに対する意義は何であろうか。私は生憎問に対する明瞭な解を持ち合わせていない。
学生時代、私には「作業」でしかなかった。感想文に対して抱いたのは、ただひたすらに憤りのみである。
何故憤りを感じたのかと言えば、その理由の最たるものとして、「画一化」を挙げたいと思う。
何が「画一化」されているのか。そう問われれば、文体から感想そのものに至るまで、すべてであると答えねばなるまい。
読書感想文は宿題である以上、教師によって読まれ、採点される。
生徒は当然、教師の期待に添ったものを書こうとする。そうなれば結局、生徒は作品を褒め称えなければならない。
本を読む過程で仮に何らかの反感が生まれても、生徒はいとも簡単に潰していくのだ。
そして憤りを募らせながらも、苦渋の末に一様の文体で一様の感想で規格化された読書感想文を書き上げる。
そんなものがそもそも読書「感想」文と呼べるのだろうか。甚だ疑問でならない。
http://anond.hatelabo.jp/20080811185921 この歳になってみれば、読書感想文を書けと言われれば楽に書けてしまう。とっても簡単だ。好きなトピックでエッセイを書けばいい。その話題が、読んだ...
何がつまらなかったかを延々と書き連ねて提出したことがあったなー。 感想なんだから、理由さえ説明できてれば何かいてもいいんじゃないかな。 まぁ、「本人の感想なんだから、別に...
確かに小中学生の頃は読書感想文は苦痛でしかなかったな。 でも理系の道に進んでから、数少ない文系科目で出された読書感想文の課題は 苦痛どころかむしろ良い清涼剤になってくれた...
ハッキリ言えば小中の読書感想文は「ちゃんとinputした証拠出せゴルァ!!」に過ぎないから、増田の言ってることはとても正しいと思うよ。 ほかに、もっと簡易な「inputした証拠の集...
別に湧いた反感を書いてもいいと思うよ。 「作者はこう言いたいんだろうけどそれは間違っていると思う。理由はうんたらかんたら…」っていう感想文をいつも書いてたら、県のコンク...