http://anond.hatelabo.jp/20080811185921
この歳になってみれば、読書感想文を書けと言われれば楽に書けてしまう。とっても簡単だ。好きなトピックでエッセイを書けばいい。その話題が、読んだ本の何かの場面に由来してればそれはもう立派な感想だ(本を読んで思ったことなんだから)。
じゃあこの書き方を小学生のころに知ってればもっと楽に夏を乗り切れたかというと、それはやっぱり難しかったと思う。エッセイを書こうにも、エッセイにするだけの自分の考えなんてないもの、あの歳じゃ。エッセイらしいものを書けるようになってきたのが、せいぜい6年生くらいだったかな。班内で持ち回りの作文ファイルにエッセイを書くのが楽しみだったのを覚えてるよ。ブロガーになる15年前のことだ。
読書感想文が不毛な宿題だというのを、一番よく理解しているのは学校の先生じゃないかと思う。出題したときの子供達の反応、出てくる作品の質、そんなのを見てればわからないわけがないでしょ。それでも出題せざるを得ないのは、「本を読ませたい」「文章を書く練習もさせたい」と思うととりあえず出てくる方法だからじゃないかな。結局のところ子供達はあらすじをなぞるだけだったり巻末の解説しか読んでこなかったりで、たいした効果はないんだけど。
読書感想文を書くとき、真っ白で広大な原稿用紙を目の前にして、まず悩んだのが(そして最後まで悩まされるのが)「何を書けばいいのかわからない」ってことだった。そりゃそうだ、書くべきトピックを引っ張り出せることができるのは、自分にたくさん引き出しができてからのこと。最初からむちゃくちゃな要求だったのだ。
本を読ませる方をどうすべきかはわからないけど、文章を書く訓練をさせたいならトピックを完全に決めてあげるのが効果的だと思う。お題作文。お題は補助輪だ。
中学は私立だったんだけど、中学の国語の先生は漱石の夢十夜を読ませた上で、「自分の夢十夜を書いてきて下さい。実際に見た夢でなくても構いません」という宿題を出した。まだ若かったし苦し紛れの出題だったのかもしれないけど、トピック出しという本筋じゃない苦労を取り除いた上で創造力を出す余地はいくらでも残っているという、とてもいい宿題だった気がする。
今年も夏が来た。学生諸君は読書感想文に四苦八苦する季節であろうと思われる。 さて、読書感想文を書くことに対する意義は何であろうか。私は生憎問に対する明瞭な解を持ち合わせ...
http://anond.hatelabo.jp/20080811185921 この歳になってみれば、読書感想文を書けと言われれば楽に書けてしまう。とっても簡単だ。好きなトピックでエッセイを書けばいい。その話題が、読んだ...
何がつまらなかったかを延々と書き連ねて提出したことがあったなー。 感想なんだから、理由さえ説明できてれば何かいてもいいんじゃないかな。 まぁ、「本人の感想なんだから、別に...
確かに小中学生の頃は読書感想文は苦痛でしかなかったな。 でも理系の道に進んでから、数少ない文系科目で出された読書感想文の課題は 苦痛どころかむしろ良い清涼剤になってくれた...
ハッキリ言えば小中の読書感想文は「ちゃんとinputした証拠出せゴルァ!!」に過ぎないから、増田の言ってることはとても正しいと思うよ。 ほかに、もっと簡易な「inputした証拠の集...
別に湧いた反感を書いてもいいと思うよ。 「作者はこう言いたいんだろうけどそれは間違っていると思う。理由はうんたらかんたら…」っていう感想文をいつも書いてたら、県のコンク...