2008-08-03

寂しいと叫ぶ人

道端に捨てられた野良猫みたいに、全身で寂しさを表現しようとする人たちがいる。

その一方で、寂しさを表明している人達に、どう接すればいいのか分からない自分もいる。

安易に頼られた末に、まともなやり取りをできず、呆れられ、やはり私は孤独なのだ、と思わせるような事になるのをありありと想像できる。寂しいのを見てみぬふりをしようとすると、おもわずひりついてしまうくらい、痛いくらいに分かるのだ。でも適切な言葉がみつからない。

もしかすると、頼られるのが嫌いなのかもしれない。僕は拒絶しているのだろう。辛いけれど、寂しさだけで繋がりあっても、長く続かないんじゃないかって思う。

僕ができることが余りに少ないし、僕も何かを受け取れる、とは限らないから。僕のもっているのが響くのだろうか。結局の所僕は僕自身にしか興味のない人間だから、安易に人と関わってもお互いにとってプラスになるとは思えないんだ。

お互いに引きずりあうような疲れる関係はできれば避けたい。僕は自由を求めながら寂しさを隠せずにいる。矛盾している。まったくもって救いがたい。

そういう人間はただ、誰も尋ねることの無い部屋の中で、誰にも邪魔されず粛々と端にも棒にもかからぬ事をひたすら気が済むまで考えるのが一番なんじゃないかって、時々だけどそう思うんだ。

時々、貴方孤独から癒されますように、そう願いながら。

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