漫画喫茶とP2Pの決定的な違いは、権利者(漫画家や出版社等)と話し合う相手が存在しているかどうかにある。
漫画喫茶の場合、店舗や、それを経営している企業といった「窓口」があって、権利者側は「俺らの漫画のおかげで客が入ってるんだからちったあ分け前よこせやコラ」といった交渉が可能なわけ。そうやって話し合ったり喧嘩したりする事でお互いの妥協点を見いだす余地があるし、権利者側は最終手段として、「俺の漫画を勝手に商売に使うんじゃねーよ!店から撤去しろ!」と訴訟を起こす事も可能だったりする。多分、今現在もそういった交渉はどこかで続いているはず(もしくは既に完了しているのかも)。音楽CDのレンタルもそうやって落ち着いたわけだしな。
しかしP2Pには「窓口」が無い。権利者は、放流者に「やめろ」と言えないし、カネもせびれない(だってどこに居るのか分からないんだもん)。さらに放流停止を強制する手段も無い(一度拡散したら削除はほぼ不可能でしょ)。つまり「やられっぱなし」なわけ。作品に対する正当な権利を持っているにも関わらず、勝手にばらまかれている状況に歯止めをかけられない。だから漫画喫茶とは完全に事情が違うんだよ。
当たり前の常識を持っていれば、漫画喫茶とP2Pが同じだなんて結論には至らないはずなんだが、まあ夏休み中にあまりハメ外さないようにしとけと。妙なウィルスに引っかかって私生活をインターネットに大公開してからじゃ遅いぞ。
話せるのは確かにそうだけど、話した結果現状は漫画家にお金が行ってないっぺ。 「あーあーきこえなーい、しらないーい」って言って聞く耳持たない。結果として現状P2Pと同じく作者...