基本的に才能というのは、定量各個人に割り振られているものだ。
花を美しく育てる才能、人をやる気にさせる才能、おいしい料理を作る才能、素早く計算をする才能、
そういう日常で発揮できる才能を持っている人は、「あ、自分はこれが向いているんだ」と比較的すぐ分かる。他人からも分かりやすい。
が、才能が普段使わない分野に割り振られている場合は、一見なにもないように見えてしまう。
例えば、戦争の才能。よりよい兵器を作り上げる才能。拷問の才能。
まあ才能は発揮できるに越したことはないが、自分に才能がないように見えるのは、平和な現代に不要の才能を持っているからかもしれない。と思って自分を慰めている。