以前から愛読しているサイバラ漫画を読んでて色々気付いてしまった事がある。
何て事の無い人一倍保守的な安定志向によってしか今までの人生動けていなかった。
母親の保守的な思考(父親もどちらかと言うと小心で保守的だけど)を忠実に内面化していて無難で控えめな選択しか出来ず、それがずっとコンプレックスになってた。
更に小学校時代男子ガキ大将グループにいじめられていたせいか無意識的に男性に対して苦手意識があった。
そこに現れたサイバラさんの生き様は、私が以上のような女であるがゆえに自分から諦めていた理想そのものだったのだ。
ああ、あんな風にワイルドな男友達と肩並べてざっくばらんに騒げたらどんなに楽しいだろう。でも私には冗談だとしても男性にあんな事言えないし出来ないよ。
ああ、あんな風にハイリスクハイリターンなバクチを張って生きられたら人生どれだけ面白いだろう。でも私には怖くて絶対出来ないよ。
ああ、あんな風に自己主張が出来て仕事でも私生活でも臆せず交渉が出来たら(ry
そういう生き方を文化的枠内でスマートに貫いて多くの人から賞賛を得ているサイバラさんに理想の自己を投影させてたんだ。
私は骨の髄まで保守的で臆病で子供の頃からそうだったし多分この先の人生もそういう生き方しか出来ないと思う。
20年以上にも渡って刷り込まれたそれはどんな抵抗をしたって拭えないだろう。