2008-04-01

http://anond.hatelabo.jp/20080401164057

雑用があったころ、新人がすぐに使えるようになったわけではなくて、使えるようになるまでの時間的なバッファがあったわけでしょ?

その時間的なバッファがあるかどうか(つまり、今使えない人間を保有する余裕が組織にあるかどうか)は、雑用の有無とは無関係じゃん。

これが関係ある。

まず、主業務では「使えない」新人も、必要な雑用が出来るという意味では「使える」人材だった。しかし、

余裕があるからではなく必要だからあった雑用=バッファ=コストが縮小できたり、

余裕がなくなったので雑用=バッファ=コストを切り詰めたりした、

と言う事が、一社だけではなく世相としてあった。

結果、新人にも出来る必要な雑用が減ったので、それ以外も出来ないと「使える」人材にならなくなった。

当時は必要な、または必要と思われていた雑用に、必要であるとしてコストがかけられていた。その中に、結果的に新人の人件費が入っていただけ。

そして、時代の流れが下げる事を可能にした。OA/IT化、派遣、アウトソース一社だけの話ではないので、他社がコストを下げてくれば、こちらも下げなければならなくなる。

また、バブル崩壊後の不況、安いアジア製品の流入など、下げなければならない事情もある。

そうしたコスト圧縮の流れにより、それまで賄えていた新人の人件費が賄えなくなってしまった。

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