ターミナルのビルから、バスがまるで血液のように、正確ではないにしても、確実に行き来している。味気ない風景。死にそうな僕を尻目に、この街はまだ生きている。タクシーの色をごらん、こんなに毒々しいけれど走り続けている。今までついたすべての悪態が僕に降り掛かる。美しくない。そして僕は雨の中に溶けていく。
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