2008-03-24

ある要因でもってその人の傾向を決めつけるのはなんなんだろうか。その一般化はなんなのかと。ある一般化された要因のみで何かをする可能性が高いとか、どういう人物である可能性が高いとか言えるものってなかなかないような気がする。

たとえば割とよく見かける、あるひとつの要因での決めつけは、

といったものがあるけど(例が微妙だ)、要因と傾向がそんなに強く結び付いてるように見えないというか、その属性のみが理由になってるように見えない。その要因を持っていれば、他の何か傾向に影響を与える要因を持っている可能性が高いから?それならばそのもっと固有性の高い要因をあげるほうが理にかなっている。一般化が雑すぎる。

ある要因が人に強く影響するっていうのはけっこう稀で、そういう場合は一般化しにくいユニークなケースだから決めつけ的誤解は起こりにくい。ユニーク属性は状況を限定され再現する可能性が高いだろうし、そういう場合はほぼ、名は体を表している状態だろう。しかし逆にいえば、ありふれた属性・要因でもってその人の傾向を語るって言うのはなかなか無理がある。

まあ、言葉の勢いで言ってる人も多いだろうし、本気で言ってる人は少ないと思う。なのでこういう決めつけっぽいことにいちいち目くじらを立てていたらキリがない。ズバリな理由もなく決めつけ的にひとを否定するひとがいたら、多分フィーリングがあわないとか、よくわからないが好きじゃないということを表してるだけだ。あるいはそういったことを言える自分がかっこいいと思っているのかもしれない。

たとえば、法律未成年の淫猥な図画を排除し、危ない属性を排除すればよいのだ!とかいうひとがいるらしいけど、よほど属性と傾向の関係が強いのでなければ意味がない。関係性を客観的に示していないのなら、理由なんかなくてきっとなんとなく嫌いなんだろう。あるいはかっこいいことを言いたいだけなんだろう。

とりあえず今ボクはかっこいいこと書いてやったぜ!ていう気持ちでいっぱいです。

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