日本の治安は悪化してないというけど、どうも氷河期世代で無職/フリーターの「誰でもよかった」系殺人は目につくような気がする。
反対に、この世代による親殺しもよく見かける。「働かないことなじられて逆上し…」という感じで。
自分の人生をあるがままに受け入れることができず、鬱屈した人生を送ってきた、ということがこうした事件の背景にありそうだ。
自分に誇りを持てないから、「自分なんか生きてる価値がない」というふうに思い込み、また家族や世間から攻撃されて怒りを覚えるが、その怒りを他人にぶつけることができず、自分を傷つける方向に向ける人も多い。その先にあるのは往々にして自殺だ。
「自分はクズだ」と思い、怒りを溜め込んだ人間の攻撃性が殺人という形で現れたりもするんだろう。
殺人のような非人間的な行動が「人間失格のオレに相応しい」とか思えるのだろうか。それとも「自分の人生を徹底的に破壊したい」という衝動が湧き上がってくるのだろうか。
こういうふうに考えてみると、自殺と殺人の心理的な近さに気がつく。
イスラム諸国なら原理主義グループが、アメリカならKKKのような人種差別集団がこういう鬱屈した怒りを抱える若者をオルグしていくんだろうな。
日本だとひきこもりがちになるから、表立って組織化されるところまで行かないが、今回の事件を見るともはやテロを直観してしまうのだ。
再び書いておくが、日本の治安は悪化していないというが、この手の事件は本当に増えていないのだろうか。
そうならないためには何処かでテロと直結しない形で受け入れる所を作るなり 徒党を組むしかないんだろうけどネットが世界の全てと考えるような人だと 叩かれるのが怖いので動けない...
赤木智弘の「希望は戦争」なんて、既得権がどうの、社会の流動化がどうのと理屈こねてるが、そんなのは本当に屁理屈とでも言うべきもので、根底には「自分の人生を/この世の中をめ...