基本的に人間はろくでもないものだと考え、注意をせねば
とは思うのだが、
自分が「ろくでもない」と思う人間が存在する、というのは全てテレビ・ネット・本・聞いた話などなど、間接的な根拠しかなく、
これまで直接会った人間に対して人間不信に陥るほど酷い人間が幸か不幸かいなかったために(忘れているだけかもしれないが)、
ついうっかり人間を簡単に信頼してしまいそうになり、そんな自分に自己嫌悪することがしばしばある。
ちょっと人当たりがいいだけでいとも簡単に「いい人だ」と思いがちになってしまう。
それはひとえに今までそうしてきて何の被害もなく普通に平和に過ごしてきてこれてしまった事にある。
勿論不幸な体験などこれからも絶対にしたくないが、いや絶対にしたくないからこそ警戒したいのだが、頭では分かっていても平和ボケした肉体がどうも条件反射的に平和的な反応をしてしまうのである。
人を疑う事を覚えなかった肉体を条件反射的に疑うまでに進化させるというのはなかなか難しい。
かといってそのためにわざわざ酷い経験をするのは本末転倒だし、何よりしたくない。
ここは地道に人に対して疑いの目を常にむけ、人を簡単に信用せず、基本的に絶望とともに歩むことが肝要なのだと思う。
頑張りたい。