・書き続けないといけない。だが考えるのが面倒くさい事態になっている。
・情熱は恐ろしいことに、潰える。どんな強大なものであっても。年月がたつと、「いろいろな事を知ってそれの存在が不要になる」「それどころではなくなる」「肉体的にできなくなる」などで。意志は感情の動きに奴隷のように反応する。
・これが1番の問題だ。飽きてしまう。すぐに。それが持続する事ができない。最初はどんなに強く必要に感じられたものも、時間がたつにつれ、情熱がなくなってしまう。かならず、どんなものも、絶対に。
・休養は精神的疲弊を癒すと思ったが、錆び付かせるのかもしれない。ラスト1時間でようやく少しだけ火がつく。そこで時間切れとなる。
・こんなもんさ、と言いたくはない。自分は本当は、何もしたくないのだろうか?
・日々の問題。業務の効率の問題。政治的な問題。自分自身にとって楽しい、知的興奮を伴う文章を書きたい。なるべく。
・強い欲望が突然消え去ってしまうことがある。今回は、帰省を境目に、刺激に反応できない鈍った精神状態になってしまった。
・自分がどう生きるべきか、がつねに問題としてある。本当は生きたくすらないかもしれないが、自殺するにはプロセスが必要。だが自殺は衝動だ。結局、執行準備をして途中で後悔するか、何もかも恥の歴史を残したまま突然命を絶つか、の2択しかない。どちらも嫌なので、死ねずにいる。
・自分に教養は根付かなかった。誰かと同じ間違いをし、隘路に突進しているのかもしれない。なぜか知ることができない。本を読むと迷子になる。難読症ではないだろうが、軽度のそれに近い傾向がある。
・知りたいと思う、ある地点に靄状のフィルタがかかっていて、そこへどう到達したらよいかまるで分からない。あるいはそれの方法について考え出したとたん、頭に霧がかかり、考え事を進めることができなくなる。すでに全体性をもった、長さのある文章の一群を書き上げることができなくなっている。
・愚かに生まれ育ってしまった人間はどうすればいいのか。
・思考を高速化、強化するためのうまい方法があるはずだ、といつも考える。