部長「やあ班長君、前のアレは客先でとても評判が良かったよ。」
班長「ありがとうございます。」
部長「ところでこれ読んだ?『優秀なナースがいるとシステムがなかなか改善されないという話』」
問題は、ナースたちが優秀であればあるほど、システム上の問題点が病院の経営側に伝わって来ないこと。ナースたちにとってみれば、システムの欠陥を指摘する・他人のミスを指摘する・ミスの原因を徹底究明する・経営陣に改善を申し出る、などは彼らの仕事ではなく…
班長「なんですか?」
部長「ソーシャルブックマークで話題で目に付いたんだけど、ウチにも当てはまるんじゃないかと思ってね。」
班長「うーん、なるほど…」
筆者は「だから病院の経営陣は、ナースの日々の活動に常に近いところにいてどんな問題を彼らが解決しなければならないのか、どんなところに余計な時間を費やしているのか観察し、積極的に手を差し伸べてシステムを改善しつづけなければならない。(略)」と結論付けている。
部長「君はウチではダントツ優秀でとても助かってるんだが、どうだろう、そういう傾向もあるんじゃないかな。」
班長「そうですね、私も何気なくやり過ごしている部分を気をつけてみます。」
部長「そうなんだ。だからこれから今までの仕様書だけでなくてね、もう少し新入社員にも参考になるノウハウも含んだドキュメンテーションにするとか、問題報告をまとめて改善提案として提出するようにお願いしたいんだ。」
班長「えっ?(それも俺がするの?)」
部長「そう、君は優秀ゆえに問題を見逃してボトルネックとなっているわけだからね。」
班長「(駄目だコイツ、早く何とかしないと。)」