http://d.hatena.ne.jp/./ichinics/20071108/p1
そうかもしれない。
そうだな。
たぶんドーナツだ。
ドーナツがそうであるように、穴とは周囲があって穴となる。WEBにぽっかりとあいたその人の痕跡は周囲のまなざしやリファの残滓やそのたもろもろの何かによって穴でありつづける。
去った人間をメインにした言い方をすれば、それはミームを残したということだと言えるのかもしれない。でも実際にその穴を支えているのは、まさにその穴を見つめている方々なのです。
いなくなった穴の中身は元には戻らないけれども、その穴を見つめるまなざしがある限り、穴は残り続ける。
そうして、ぽこぽこと穴のあいたチーズのようなネット世界はその穴がゆえに全体として「軽く」しかも「強度」を保って存在しつづけるのでしょう。
誰も去らないネットワークはいつか自重に耐えられなくなって座屈する、いわゆる熱的死を迎えるのかもしれない。
もしそうであるならば、個々人のネット活動の停止はネットそのものの延命のために必要な間引きなのかもしれません。
まるでネットに意思があるかのような陰謀論めいた言い方をしてしまいますけれども。
はは