確かに相手は法律を破った悪人かもしれない。
確かに相手は日本社会において一般的に信じられている道徳観念から懸け離れた存在かもしれない。
確かに相手は貴方の持つ常識では許せないヤツかもしれない。
だから彼らを糾弾することは絶対的に正しいことかもしれない。
だけれども忘れないで欲しい。
あなたがネットの海に紛れ、あるいはマスコミという仮面を被り、あるいは国民という得体の知れない存在となってふるう、その正義の拳は間違いなく人を傷つけることができる純然たる力であるということを。
あなたは人の人生を変え、命さえ奪うことも出来る、そんな力を行使するのだ。
その自覚とそれに伴う責任を忘れないで欲しい。
それが力を持つあなたたちの責務なのだから。