2007-11-03

増田陰謀論、純潔論

「裏で組織が動いている。」

目の前にある文章はすべて巧妙な罠ではないかという疑念を抱き、疑心暗鬼におちいる。そして裏切られた気持ちになり、心がすさむ。

だがちょっと待って欲しい。そもそも増田に記事を投稿しているのはいつも純粋妖精さんであるはずがない。では増田に何を望むのか。妖精さんの呼び声が聞こえるかのように、今日も一人、明日も一人。増田へと吸い付けられる。

ああ、私のかわいい妖精さん。そんな汚い言葉を吐かないで。そんなひどいこと言わないで。

悲痛な心の叫びなど聞こえるはずもなく、画面の中の妖精さんは(僕にとっての)暴言を浴びせ続ける。

いやだ。やめて。僕の妖精さんはそんなひどいことしない。やめて。もとの妖精さんに戻って!

次第に、これら全ての現象は裏で魔王が糸を引いているのだと気付く。

よくも私の妖精さんを、あなただけは許さない。

僕がふりあげた拳は虚空を突き、魔王の笑い声がこだまする。僕は「もういちどだけ、魔王にチャンスをあげる」と言う。だが、魔王はそのチャンスを活かすこともなく、私の妖精さんをもてあそぶ。僕は魔王の座る玉座の前に立つと、魔王を睨み突ける。

その薄気味悪い笑みに鉄槌をあげる。その蒼くにじんだ頬に平手打ちをしてあげる。私の嫌な感情全てをあなたに叩き込んであげる。

ただ一度きりのエターナルフォースブリザード

ああ、あなたは凍っていくのね。おやすみなさい。良い夢を見るといいわ。次にあなたが出会うのは、僕の笑顔でありますように。


穴があくくらい空を見つめていても、私の妖精さんは帰ってこない。僕は、私は、妖精さんになれただろうか。

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