っていうと、アソコの話のように聞こえるけど、そうではなくて、
昨今の騒動(亀田とか相撲とか初音ミクとか安倍叩きとか)を見てると思うのは、
日本人のモノの考え方を支えてるものって
「因果応報」
って考え方なんじゃないかなぁとふと思った。
実際には全く生活に接点がない人間同士が感情を共有するには
「正しい」とされるものを共有する必要があって、
世界の多くの国や社会では明示的な宗教の教条だったりするんだけど、
日本の場合、それは宗教ではなくて非常にシンプルな考え方なんじゃないのかな。
「頑張ってるから報われる」とか、
「人の道に背いているから罰せられるべきである」とか、
あまりにもシンプルで我々には当たり前だったりするけど、
世界三大宗教、特にキリスト教なんて贖罪の意識で成立してたりする。
日本人が愚直なまでにマジメなのも、
日本人が因果の認めにくい構造的な問題に対応するのがニガテなのも、
日本が根強い死刑制度維持国家なのも(私自身は死刑制度存続派ですが)、
バッシングが去ると何事もなかったかのようにしていられるのも、
きっとそういうところから来ているのではないのかな。
まぁたぶんこれからは
頑張ってるのに報われないじゃん、とか、
悪いことしてるのに罰せられないじゃん、とか、
因果律そのものも変わってくるんだろうな、と。