格差問題と似ている。
当座のミクロな問題をどうするか(今日明日どうサバイブするか、弁護士は訴訟に勝つために雇われている)ということと、社会システムというマクロの問題(格差や医療過誤の取り扱い)が混同されている。
弁護は業としてしているのだから、医者も弁護士もなんとしても勝たないといけない。そこでイナゴに「てめーは医療システム全体のことを考えていないだろ」とマクロの問題をぶつけられても、弁護士はそんなことなんて知るかよ、と一蹴したくなるのは当たり前。けどよっぽど頭の悪い人でなければ、双方ともコストが上がれば結果的にどのようなことが起こりえるかは想像がつくし、現に起こっているのだろう。
とまあ色々思うのだが、双方が欲しがっている物は現状で満たされているのか、それを得るためのコストは現状で適正か、などを考えるとゆがみがあるように見える。そこに燃料を投下したがる運動家がいるようで、それはそれでうざいのだが。