ホットエントリー経由、http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2007/08/joe_odonnell_6972.html で
ジョー・オダネル氏の死去を知る。
氏には、十数年前、
今思えば先記事にもある本の出版後、おそらく講演などのため来日していたのであろう時期に
一度会ったことがある。
当時私は小学5年生か6年生だった。
終戦後の日本で撮った写真、ホワイトハウス付のカメラマンとして撮った歴代大統領の写真を見せてくれた後
背骨にはぐるぐるとワイヤーのようなものが巻きついているように見え、
「エッフェル塔のようだろう」と
氏は笑った。
「空港で金属探知機のブザーが鳴ってしまうからね、
旅行のときには、こうやってレントゲン写真を持ち歩いているんだ。」
ジョークの口調でそう言った。
私は思わず笑いかけたが、笑いきれずに固まった。
何か言わなければならないような気になり、
何を言えばいいか分からず、
結局、「お大事に」とかなんとか言ったのだと思う。
氏は「ありがとう」と笑ってくれた。