分かってはいるのだけれどひっかかる。
先ほど、たまたまテレビを見た。TBS「徳光和夫の感動再会“逢いたい”」らしい。その最後、「メールが救った小さな命」だ。
心臓移植の必要な三歳の息子のため、渡米による移植費用1億を募金する話だ。
その中でチェーンメールが出てくる。もちろん良い事ではない。悪い事だ。
しかし、番組では肯定的に扱っている。タイトルにある割には小さな扱いであるが、肯定的に扱い、しかも「チェーンメールを送る事は悪い事である」という事は一切表現されていなかった。
なんだかんだいってもテレビ・マスコミの影響は今だ大きい。そのマスコミがそういった扱いをする事がやはり気にかかる。
この番組も、なにもチェーンメールの事をだす必要もないのに、と思う。しかも、出した本人の出演である。まあ、悪い事であるという認識がないのだろう。
しかし、なんだか、終り良ければ手段を選ばず、という様に思えてしまう。
いや、それが普通の感覚ではない、という事は分かっているつもりである。しかし、だからこそ「チェーンメールを送る事は悪い事である」という視点にたって欲しかった。
啓蒙しろ、とまでは言わない。ただ、扱わなければ良かっただけの話なんだ。しかしそれがなされない現状に、少し悲しくなる。
内容が悪でなければそれがチェーンメールだと思ってないからでしょう。