2007-08-14

らき☆すた」が面白いのはニコニコ動画のおかげか?

こんな事はわざわざ言うまでもなく全員分かっている事だろうが、どうも暗黙の了解が故に

「本当に理解らない」人間がいるようで。一応言っておかなくてはならないようだ。

 

 

一つの場に集まり、みんなで見る事で楽しくなるのは「らき☆すた」に限った事ではなく、

すべてのアニメに言える事である。いや、アニメに限った事ですらないのである。

例えば映画

誰かと一緒に映画館映画を見た帰りに喫茶店で会話に花を咲かせる、なんていう

どこでも誰でも当たり前に行われている光景は、まさにその「場」としては最小の物であろう。

 

それが「らき☆すた」の場合はたまたま極々最近隆盛したニコニコ動画がその「場」として作用しているが、

ニコニコ動画以前にも、何年も前から2ちゃんねるアニメについて語り合う楽しさを誰もが体験しているはずである。

どんなアニメも、ネットを介して意識を共有する事は楽しい事なのである。

歴史をたどれば12年前の「エヴァンゲリオン」の時ですらパソコン通信という場が作用していたのである。

 

だから「らき☆すた」を肯定する時に「みんなで見てるから面白いだけ」と言うのは正しくないのである。

 

 

どうもこの論調を持ち出す人は、「らき☆すた」が評価されている事を苦々しく思っているものの、

この論調を立てることで“仕方なく”肯定しているように見える。

いわば免罪符にされている感がある。……そこまでして何が彼らを「らき☆すた」に駆り立てるのだろうか?

 

 

一人でアニメを見て、そのアニメについて誰とも会話する事なく、一人で消化し、満足する。

そんなやり方でないと作品を肯定できないのなら、これほど寂しくて、惨めな事はないだろう。

 

 

余談だが、なぜ京都アニメーションニコニコ動画を意識した作りをするのかも、普及したインターネット

2ちゃんねるによる視聴者の意識共有速度の関係が根底にあるが、それを語るのはまた別の問題が持ち上がった時にしたい。

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