という洞察は興味深いですね。思い当たることは個人的にあります。
自分の見た例はアンビバレントなもので、子供に対して社会的に成功することを強要すると同時に親を見下されては困るという親でしたけど。
その子供は矛盾した要求を出されて心理的にかなり苦労しましたけど、今では喜びを感じられる居方を何とか発見したようです。まあ経済状況やら人間関係やら現実的な悩みが消えることはありませんが、内面的な苦悩は克服しつつある。
親が社会的な位置づけにおいて劣等感をもっていたり、著しく自信に欠けていて常に他人から圧迫を感じているような場合、子供だけが逃げ場だったりしますね。自分に脅威を与えない唯一の存在として利用してしまう。
そういう風に使われてしまうと、自信に欠ける親がいつも優位を確保できる存在としてい続けなくてはならなくなるわけで、自分の人生を生きることは不可能になりますね。