つまらん話でケラケラ笑っている大学生どもを見ていると、
飲み会でコールなんぞでみんなで騒いでいる大学生どもを見ていると、
取るに足らないささいな問題をさも深刻そうに友人に相談している大学生どもを見ていると、
夏休みにみんなで泊まり込みで海に行こうぜ!なんて予定を立てている大学生どもを見ていると、
貴重な時間をダーツやらボーリングやら飲み会やらで消費する大学生どもを見ていると、
体の内側から沸々と沸いてくるこの負のエネルギー。
ひねくれて、屈折して、歪みきったエネルギー。
ああ、でもそういう自分もその大学生なんだよ。
それにあいつら話してみると意外と良い奴らだったりするんだよ。
ただ話していると自分の心に黒い斑点がブツブツ浮かんでくるだけなんだよ。
あいつらなんにも悪くない。
異常なのは自分です。
そんな異常な自分が大好きで大嫌いです。
あいつらのことを蔑んでいながら羨ましくて仕方がありません。
夏は良いよね。光が強い分影も濃くなるから。
そうして自分は、陽気で愉快な仮面をかぶりながら、陰鬱で歪な自分と語り合うのです。
恥の多い生涯を送ってきました。
ボーリングだってダーツだって、将来別の友達と遊ぶ時にルール説明から覚えなくて済むし、深刻な相談だって馬鹿な話だって、その時々のケースを知る(聞き手)、体験する(話し手)...
自分的には踊るアホと見ているアホは違う種類のアホです。
残念。それは損してるアホだ