2007-08-01

九尾

燦々と陽が照っていたのに

洗濯物が濡れた

そうか今頃、あの人の

ぽかぽかとあたたかいフローリングの上で

さわさわと髪を撫でる風の中で

私だけの雨が降る

  • 突然の夕立に「洗濯物を取り込んで!」と号令が走る 台所に居た私は慌てふためいて、飲みかけのウーロン茶をこぼす ガラガラっと開けてこそ見える、大粒 どどどっと地面を打ち鳴ら...

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