2007-07-27

依存よりも社会的負因

酒(アルコール)、煙草(ニコチン)、コーヒー(カフェイン)などは中毒になって依存・耐性が起こっても、社会的に問題になるような精神病症状を来しにくい為、禁止されない(アルコールは多量x長期間になればアルコール精神病にはなるが)。

一方、精神作用物質系は、少量の開始時から精神作用するため、社会的に問題になるような精神病症状を来すから規制される。幻覚・妄想状態の人間がうろつくと社会的に非常に危険(純粋精神病による幻覚妄想状態よりも犯罪に繋がる危険が高い)。敢えて偏見を利用する言い方をすれば、精神患者で町中を溢れ返らせていいのかお前らは、ということ。

酒も煙草もどんどん規制が厳しくなって行っているが残っているのは歴史的背景による部分が大きい。どちらも現代になって初めて発見された物質だとしたら規制されていただろう。そういうものは世の中にたくさんある。例えばワラビとかゼンマイとかのシダ類は発癌性があるから、歴史的背景がなければ食べ物として認められる訳がないが、歴史的な流れてとして定着してしまっている。だからそれを根拠に新しい有害物質の規制を緩和しろ、というのは筋違い。むしろ古い有害物質の規制をしろ、と言う方が正しい。

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