二世信者、つまり一世信者の親の影響で信者になった子供のことだが、この際信仰の自由がどうたらは関係ない。キリスト教の家に生まれれば聖書を読み聞かせられるだろうし、その辺はまぁ。
一番許せんのが一世信者が子供に行う「ムチ」という行為だ。体罰である。教義に反する行為を行うと躊躇無く行われる、しかも親の気分によって恣意的に行われることが多い。子供は常に親の気分に細心の注意を払うようになる。ムチを避けるためにはなんでもする。でも子供は親を愛するものだから離れようとはしない。これは悪質なマインドコントロールであるだけでなく、肉体と、そして心に決して消えることのない傷を残すものだ。
最近は新たな一世信者の獲得というのはかなり難しい状況になっているらしいが、それだけ二世三世信者に対する束縛というのはかなり強いものになってしまうのではないか。二世信者も親になる世代である。こないだ輸血拒否で亡くなったのは二世信者だった。ムチの束縛から逃れることの出来た元二世信者も多く見かけるが、これが三世四世と引き継がれないことを願う。