■何が傲慢なのか分かりません。

http://anond.hatelabo.jp/20070614163037

疑いのある信頼？なんて押し付けがましい傲慢！疑ってるなら信じてないじゃんｗ

少しでも疑念があったら、それはすでに信頼とは言えないのですか？もちろん仮にあなたが信頼という概念を「まったく疑いの無いこと」として定義したとしても、それはあなたの勝手ですよ。それは単なる見解の相違ですませば良いことです。私は、疑いと信頼は共存しうると考えていますし、あなたは信頼が、まったく疑いの無いことを要件とすると考えている。ただそれだけ。非常に結構なことです。

けど、だからってなんて押し付けがましい傲慢！といわれるのは少し釈然としません。私が誰に、何を押し付けているのでしょうか？

私は単純に「自分が誰を信頼するか、誰を信頼しないかは、自分の意思で決めればいいことだ」ぐらいのことを言ったつもりです。元増田の、どうやったら人を信頼できるの？という問いは「(つらい過去があったので)私は人を信用できません」といっているように聞こえました。私は、元増田がどんな人生を送ってきたかは知りません。私が知らない人間の闇黒面とか、そういうありがたい真実をもしかしたらいっぱいご存知なのかもしれません。その闇黒な真実を知った結果として、人間不信になったのかもしれません。けど、それが何だというのですか。

人が、誰を、どの程度信頼するか、そんな事はその人の自由です。ただ、感情のレベルで「できる」だの「できない」だのということは、己の人生に対する責任の放棄だと思います。だって、誰かを信用したり信用しなかったりすることで生じる結果への責任は当人以外引き受けようがないんですよ。自分の人生、一つ一つの行動は自分で管理するしかないじゃないですか。となれば、多少疑いの念を感じたとしても、信用すべき人は信用すべきですし、その逆もまた然り。ですから、私は「自分のことは自分で決めろ。できないからって甘ったれるな」っていう程度の一般論しか述べてないつもりです。

それが、「中身がない」とか「共感的でない」とか言われるならまだ理解できます。「しんどい」って言ってる人に「頑張れ」っていうようなものだ、とか言われるならまだ理解できます。自分でもそう思いますし。けど、なんで、なんで、傲慢なんていわれなきゃいけないんですか？

それとも、疑いをもたれつつ信頼されるところの人に対して傲慢だっていうんですか？なぜですか？

私は人間は、それぞれにリスクを読み込みながらコミュニケーションをしてると思ってます。例えば、だれかが私に金を貸してくれ、っていったとしましょう。額面は1000円。ここで信頼するってのは、例えば金を貸すことであったりすると思います。別にそれだけが信頼の全てだっていってるわけじゃないですよ。例えば、のこと。ここで、仮にたぶん、9割9分の可能性で金が返ってくると考えたとしてください。私が1000円貸した時は、私は1分の疑いを持ちつつ信頼をして金を貸したわけです。これが、私のイメージする信頼です。リスクが大きければ大きいほど信頼は大きくなります。仮に金が返ってこない可能性が4割あったとすれば、利子を無視したとしても期待値にして400円。400円の譲渡に近い、この1000円を貸すという行為が私のその人に対する、その人に示す信頼です。疑いが少しでもあれば信頼できないというのなら、私はだれにも金を貸すことはできなくなります。貸した金を返さないなんてリスク、だれにでも多かれ少なかれあるでしょう？400円分のリスクを私が負担することが傲慢なのですか？それとも400円分の疑いがあるから、400円分の担保をだせ、とでも言べきなのですか？担保を取ればリスクは減りますよ。担保を取ることでリスクを減らして疑いなく金を貸すのが、傲慢でないありかたなのですか？だとしたら私にはあなたの言っていることは「信頼の全ては傲慢だ」っていうのとほぼ同義に聞こえますが、そうなのですか？

繰り返しますが、傲慢などといわれる理由が私にはさっぱり、まったくもって、ぜんぜん、分かりません。なぜですか？教えてください。

蛇足:大変感情的になってしまっていることを告白しておきます。棘のある表現になっているかも知れません、無礼があれば遠慮なくご指摘ください。

元増田へのリンク:http://anond.hatelabo.jp/20070614142737

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