2007-05-05

これはおもしろい

ぼくは水が枯渇するかどうかについて、肯定することも否定することもできない。だって曖昧物言いをしていない信頼できる具体的なデータを知らないし、調べてないからね。でも次の内容がおかしいことだけはわかる。

http://anond.hatelabo.jp/20070505130755

特に、雨が多い日本人は危機意識に乏しい。収穫量あたりの生産に必要な水分量が著しく大きい米を主食とする日本は、まず、米をやめて麦ベースの食品に切り替えることを世界中から求められるだろう。

つまり他国の水が枯渇したら全く無関係日本の稲作用の水まで抑えないといけないってことかな。

まず、日本の稲作はこの国特有の豊潤な雨に依存してるんだ。別に稲作をやろうがやるまいが日本の川の水を枯渇させることなんてない。まして日本地下水が減るなんてことは全くない。

http://www.tanbo-kubota.co.jp/water/index.html

稲作は水をコントロールする技術でもあります。その技術が、国土も守っています。

田んぼは常に水を溜めていますから、畑のように雨が降ったときだけではなく、絶えず地下に水を浸透させ、地下水を補給し続けています。

垂直浸透が1日15mmとして、稲作期間を120日とすると280万ヘクタールでは年間に500億トンの水を地下に送ります。そのうちの60%が伏流水などとなって川に流れていき、残りがさらに地下深く浸透して地下水となります。それを汲み上げて井戸水として使ったり、それが自然に湧き出して泉になったりします。

田んぼは、涵養する地下水の60%を河川にゆるやかに放出し、河川の流れを安定させる役割を果たしています。

河川の水位が下がったときに、周辺の地下水が河川に流れ出てきます。このことにより、河川沿いの地域のさまざまな用水の確保や渇水防止に貢献しています。

稲作で使用した水はきちんと循環し、豊潤な雨水だけでは補いきれない地下水をも満たしている。

それよりも重要なのは、日本が水の使用を抑えても水不足の地域にはなんら関係が無いということ。それなのに「おれたちは水が枯渇しそうだからお前らは無関係だけど水の使用を抑えろ」なんて頭の悪いことを言う国があるのかな。そんな国が実在したら他国からバッシングの嵐だよ。もう少し頭を使って発言したほうがいいよ。

  • 今まで散々トウモロコシや麦、そこから派生する肉を輸入して国として、水が足らなくなったとき、稲作などしている面積でトウモロコシや麦を育てろと圧力がかかるのはあたりまえ。国...

  • なるほど。確かに間接的に日本もアメリカなどの水を使ってるし、(水枯渇が本当だとすれば)大なり小なり圧力がかかるだろうね。俺の考えが甘かった。但し、日本の稲作面積を減らし...

    •  あくまでも、たとえば。日本の農地でトウモロコシやそれに順ずるものの生産が伸ばせれば、飼料として輸出することができる。そして、アメリカの食肉生産に必要な飼料をまかなうこ...

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