2007-03-17

頭の中で同居する得体の知れない沢山の人々を放置した結果

最初がいつだったのか、それはさっぱり覚えていないけれど

ただ、気づいた頃には自分の中で別の声が聞こえるようになっていた

独り芝居とはまた違って

何と言うか、それは自分の意思とは別に動いているような気がしていた

でも、その声はいつも私を良しとしていたから私は特に不満は無くて

いじめられても叱られても殴られても

その声が私を責め立てる事は決してなかったので

いつしかそれは独立して行ったわけです

そのうち声が1人増え2人増え

気づくと自分で把握できない位のそれが私の中に確立されていて

だんだんとこれはいかんと思うようになるものの

時既に遅し

頭の中ではいつでも会議状態

ざわざわと騒ぎに騒いで

それは時に私が眠っているはずの時間にも行われる事になり

そのうち自分のコントロールもきかなくなり

ぶわっと溢れてしまったわけです

おしまい

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