2007-03-12

気づいたら、褒めることができなくなっていたあなたへ

どれだけ共感できるライフハックを読んでも「○○のケースじゃ通用しねえなぁ」と無理やり通用しない理由を見つけてブックマークに書き綴り次の日から実践し、ネットで話題の美人の話になっても「○○さえなければねぇ」「ブスじゃん」と評論家ぶりながら、家に帰れば画像を収集する。

サッカー日本代表が勝ったとしても「決定力不足」「所詮相手は3軍」と素直に喜ばずネットでの賞賛記事を読み漁り、話題のアーティストは「タイアップのおかげ」「顔が良いだけ」と相手にしないフリをしてiTunes Music Storeで購入する。

売れている小説を「話題作は興味はない」とつっぱねながら小説を何年も読んでいないことに気づき、「感動した」「泣けた」とみんなが話題にしている映画を「お涙頂戴の映画は冷める」と観てもいないのに批評する。

同僚が「良い店だった」と褒めている飲食店を「もっと良い店がある」と辛口評価をしながらその店はネットでのクチコミを見ただけで行ったことはなく、評判の良いカフェの話になると「人が多いところは居心地が悪い」といかにも隠れ家を知っているフリをしながら一人でカフェに行く勇気などない。

みんな本物を知らない」と言いつつ本物を知っているわけではなく、「○○のころは良かった」と常に過去を振り返る。

そんなあなたは、ここぞという時に異性の容姿や性格を褒めようとして棒読みになり口説くことができず、また「もっと良い人がいる」と反省せずに今日も人の話の腰を折り続ける。

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