「格差社会」などの言葉を流行らせた人って、どういう意図があったんだろう?
能力や運やその他諸々の事情で格差が発生するのはある意味当然だし、
格差が大きいかどうかってのはたぶん問題ではなくて、というか上が高いのはそれほど大きな問題ではなくて、
下(貧乏側)の生活が破綻している&破綻している層が拡大している、のが大きな問題だと思ってるんだけど。
つまり「差がある(相対的に)」じゃなくて「下が低すぎる(絶対的に)」のが問題。
実際、上がどんだけ高くても「羨ましいねぇ」とは思っても、問題だって人は少ないと思うのよ。
「アメリカン・ドリーム」なんて言葉はそんなネガティブイメージでは無いわけだし。
なのに「格差」って言葉が独り歩きしてるせいで「下が低すぎる」という話の前に
「差がある」ことについてで揉めて、そこで議論が空転してしまっているのをよく見る。
「差」をどこまで許容するか等々はそれはそれで意義のあることではあるんだけど、
多くの場合、何故今「格差」が問題視されるようになってるかが論点からすっ飛んでしまっていて
「差があるのは必然」と「格差は是正されなければならない」との間で
全くかみ合ってないままの言い争い(それはもはや議論では無い・・・)が行われている。
もし、貧困などの本質的な問題から世論をそらして議論を空転させるのが目的だったなら、
「格差社会」という言葉を流行らせたのは(少なくとも現時点では)大成功だったと言わざるを得ない。
そして、そうすることで利益を得ようと考えそうな人達がいるのも事実。
無論、最初に言い出した人はそんな意図は無いのにそれを誰かに利用されただけとか、
別に誰もそんな意図は無かったけど結果としてこうなっちゃったとか、
そういう可能性もあるんだけど。
いずれにせよ「格差」って言葉を一旦脇に置いて、もっと「生活困窮者全般に関する問題」
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