2007-02-28

コードの、プログラマの気持ちがわかるとちょっと嬉しい

とあるプロジェクトでとあるOSSコードを2ヶ月ちかく改造している。

基本的には、お客さんの要望に応えるための、機能追加。

ときたまバグがあるので、それを直して。そんなかんじで過ごしている。


仕事としては請け負いの、技術的に大きな魅力のあるものでもない。

だけれども、こういうことをやっていておもしろいなと感じるのは、

コードを読んで、改良してとやっているうちに、

相手の開発者のそのときどきの気持ちがわかってくるようになったときだ。

ここのコードは、あんまりやる気がなかったんだろうなあとか、

これは組んだとき「おれってカッコイイんじゃね?」と思っただろうなあとか。

そんなのが、長いこと付き合っていると少しだが、感じ取れるようになってくる。


本を読むという行為は、会ったことも話したこともない

作家との文章を通したコミュニケーション手段であり、文明開化、当初からある。

そして多くの人がそれを好み、書き、読んできた。

それと同じようにコードを読み、改造するというのも

プログラマが会ったことも話したこともない、相手とコミュニケーションをとる

ひとつの手段なのかもしれない。


そんなコミュニケーションがちょっととれたときは嬉しい。

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